息子は来年、小学生になります。
我が家が最も利用しやすい場所にあるのが「ベネッセの学童クラブ」です。
学童を利用するなら第一希望なのですが、息子に合うかどうか……。そこで、学童の説明会兼見学会に参加することにしました。

不安なら実際に施設を見て、話を聞いてみよう!
チャレンジや進研ゼミで有名なベネッセの学童クラブは、いったいどんな場所なのか。
気になる方は読み進めてみてください。
ベネッセは保育園や学童もやっている
ベネッセは学習教材以外にも、さまざまな事業を行っています。
保育園や学童、有料老人ホームもやっているなんて、説明会に申し込むまで知りませんでした。保育園は2024年で30年目を迎え、2024年4月の時点で39か所あるそうです。
また、学童は自治体に「放課後児童健全育成事業」と「第二種社会福祉事業」の届け出を行っているため、非課税とのこと。施設や職員の配置など、国や自治体の基準に沿った運営を行っているそうです。
ちなみに、学童の管轄は厚生労働省。保育園と同じです。
ミニ取材に行くつもりで下準備
まずはHPをチェック。説明会に行く前に、知りたいことや確認したいことをまとめておきます。(こんな時にインタビュー記事を書く時のスキルが役立つとは!)
私が直接確認したかったのは次の2点です。
- どんなおやつがでるの?
- 子どもの自主性は尊重してくれる?
どうやら学習の時間があるようなので、勉強したくない場合はどうするのか聞いてみたいと思います。
説明会にはたくさんの親子が参加していた
説明会は学童クラブの施設で行われるため、実際に中の様子を見ることができました。
思っていたより部屋が広く、おもちゃやゲームもたくさんあります。隣の部屋には椅子やソファがあり、漫画も置いてあります。
手洗い場やトイレもきれいで、過ごしやすそうな場所だと感じました。
そして、説明会にはたくさんの親子が!20組ほどいらっしゃったと思います。
皆さん、真剣な表情です。しっかりと説明に耳を傾けています。
説明会の間、子どもたちはそれぞれが好きなおもちゃで遊んでいたので、大人はゆっくりと話を聞けました。ありがたい。
息子はシルバニアファミリーに夢中。保育園にはないアイテムが見つかるたび、うれしそうに報告しに来てくれました。
ベネッセ学童クラブのメリット
説明会に参加して「いいな~」と思った点は、次の5点です。
- 子どもの入退室がわかる
- いつでも取り組める漢字と計算プリントが用意されている
- イベントがたくさんある
- 習い事の送迎をしてくれる
- 21時まで預けられる
詳しく紹介します。
子どもの入退室がわかる
専用のカードで入退室を管理しているので、子どもが何時に学童についたか通知が来る仕組みになっています。
私は「ちゃんと学童についたかな?」と心配になると思うので、これはうれしいサービスです。
いつでも取り組める漢字と計算プリントが用意されている
さすがベネッセ、教材が充実しています。希望すればいつでも取り組める漢字と計算プリントが用意されています。なんとその数3000枚以上!!
毎日1枚ずつ取り組んで、「こんな頑張ったよ!」と報告してくれる子どももいるそうです。
また、月に1回、チャレンジの先生が授業をしてくれる日があります。
驚くべきことに、これらは無料。月額料金内で行われるので、追加料金なしで利用できます。
イベントがたくさんある
体験プログラムも、たくさん提供してくれます。例えば、こんな感じです。
- 語学体験
- 理科実験
- 季節の行事(おせち作りや梅仕事など)
- 老人ホーム入居者との交流
- 社会科見学(オンライン・月に1回)
説明会でいただいた参考資料の中に2024年4月のカレンダーがあったのですが、週に2~3回ほど体験プログラムや楽しそうなイベントが予定されていました。
そして、これらの体験プログラムは、原則追加料金が不要。すごい!!
習い事の送迎をしてくれる
有料にはなりますが、習い事の送迎もしてくれます。(送る場所や頻度によって料金は変わるそうです。)
また、学童から少し離れた小学校へは、職員が迎えに行くサービスを無料で実施。
さらに、最寄り駅へ送迎するサービスも!(時間帯によっては無料です。)
さずがに自宅に送迎するサービスはありませんが、学童から駅まで子どもを連れてきてもらえると助かる!というご家庭も多いのではないでしょうか。
21時まで預けられる
多くの学童クラブは19時までです。しかし、ベネッセ学童クラブは21時まで。夜遅くまで仕事がある・職場が遠い方にとってはありがたいと思います。
また有料にはなりますが、事前に申し込めば昼食と夕食に出来立ての温かいご飯を出してくれます。
見本写真を見ましたが、とても豪華でおいしそう!夫も「これで700円は安いね!」と驚いていました。
ベネッセ学童クラブのデメリット
もちろん、メリットばかりではありません。ここは注意が必要だなと思った点は、下記のとおりです。
- 料金が高い
- 土日は開所しない
- 早めに申し込まないと入れない
ひとつずつ紹介します。
料金が高い
ベネッセは民間学童なので、公設学童よりも料金が高くなります。
私の住む自治体の場合、ベネッセ学童クラブの入会金・月額料金はどちらも公設学童の約2倍ほどでした。施設維持費も年間1万円が必要です。
なお、小学1年生の月額料金は、週5日で41,000円・週3日で30,500円です。(注:2024年5月現在。学年が上がるごとに料金は下がります。)
おやつ代は月額料金に含まれますが、19時以降は30分で750円の延長料金がかかります。
あれだけのサービスをしてくれるのだから、そりゃお金がかかるよね、という印象です。
「公設学童は預かり保育を重視・民間学童は教育プログラムを重視」と言われるように、ベネッセ学童クラブは教育サービスを大切にしたい方に向いていると思います。
また、夏休みに午前中から学童を利用したい場合は、「8月AMオプションパック」の利用がおすすめ。月額料金は13時~の料金なので、午前中は別料金が必要です。
小学1年生の場合、8月AMオプションパックは週5日で21,000円・週3日で16,000円。(注:2024年5月現在)
例えば、8月だけ朝8時半~18時まで週5日利用すると、41,000円+21,000で合計62,000円です。
昼食サービスを利用すると、さらに費用がかかります。夏休みはお弁当を持って行ってもらおうと思いました。

夏休みに行われる宿泊イベントも別料金だよ~
土日は開所しない
シフト制のお仕事や土曜は出勤という方には残念ですが、ベネッセ学童クラブは土日はお休みです。
施設のメンテナンスや先生の休息も必要なので、仕方ありません。
早めに申し込まないと入れない
民間学童クラブを検討する際、気をつけなければならないのは「申し込む時期」です。
民間の学童は先着順。申し込む時期が遅いと、希望しても入所できない可能性があります。
人気の学童の場合、キャンセル待ちになることも。
「12月頃になると、翌年に何人受け入れられるのかが正式に決定するので、入所が可能な方には連絡します。」とのことでした。
気に入った民間学童には、早めに申し込みすることをおすすめします。
疑問について聞いてみた
まず、おやつについて。おやつは市販のお菓子を提供しているとのこと。素材や手作りにこだわっているということはなく、「普通のお菓子です。」との回答をいただきました。
息子の通う保育園は食育に力を入れており、毎日手作りのおやつがでているので少し残念です。
つづいて、子どもの自主性は尊重してくれるのか?という疑問についてですが、できるだけ子どもの意見や自主性を尊重しているとのこと。
学習の時間は宿題や自分で持ってきたドリルをやるか、ベネッセのプリントを使うかを自分で選んで取り組むそうなのですが、静かに本を読むのもOK。無理やり学習させるということはないそうです。

安心した~
気になる学童は説明会に行こう
民間の学童は、運営団体によってサービスに特徴があります。気になる学童があるなら、説明会に足を運んでみるのがおすすめです。
説明会のあと息子に「ここ、行きたい?」と聞いたところ、「行きたい!」即答。(もしかして、シルバニアで遊びたいだけ??)
運営方針やサービス内容に共感できることもあり、申し込みをしてきました。
在宅で仕事をしているから…と学童を利用しない方もいますが、私は集中して仕事をする時間を確保したかったので週に3日だけ利用することを決めました。
そのかわり学校から真っすぐ帰宅する日は、たくさんコミュニケーションをとるつもりです。
あとは、連絡が来ることを祈るのみ。来年から通えるといいな。