生協って、知ってる??
- 大学でお世話になった
- 近所にあるので利用している
- CMを見たことがある
- 出資金を払うらしい
という人は多いでしょう。
しかし、「スーパーと何が違うの?」と聞かれると、答えに困るのではないでしょうか?
生協の宅配を利用し始めてから、早5年。
今回は、生協ヘビーユーザーの私が生協の魅力について解説します。
「生協とはなんぞや?」「生協って何がそんなに良いの?」と疑問に思われている方の参考になれば幸いです。
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生協とは
日本生活協同組合連合会のホームページによれば、
とあります。
企業のように社長が決定権を持つのではなく、みんなで決める。
利益を出すことを最優先とするのではなく、生産者と消費者の両方にメリットがある商品・仕組みを作る。
それが生協です。
協同組合は他にも、農業協同組合(JA)や漁業協同組合、森林組合などがあります。
スーパーと何が違うのか
スーパーも生協も、食品や雑貨を購入できる場所である点は同じです。
大きく違うのは「目的」と「運営スタイル」。
その違いが長所と短所に表れています。
生協 | 一般の小売店(スーパー) | |
---|---|---|
特徴 | ・組合員が協同で運営する ・暮らしの安全を守ること、暮らしの質を向上させることが目的 | ・社長をトップとした組織 ・利益を追求するのが目的 |
長所 | ・安全性を重視した商品開発 ・組合員が商品開発に関わることで、消費者の声が届きやすい ・生産者に適切な報酬を支払うことができる ・生産者と事前に買い付け量を取り決めることで、食材の安定確保ができる ・買い付け量が確定している(販路が確保されている)ため、生産者が安心して生産できる | ・トップダウン式の素早い判断が可能 ・商品を大量に仕入れることで、より安く商品を提供することができる ・生産者やメーカーとの価格交渉を、ある程度優位に進めることができる ・会員制の場合を除き、商品代金以外の費用はかからない |
短所 | ・出資金を支払う必要がある ・年1回の総代会で審議、議決が行われる | ・食の安全性は不透明 ・商品の開発や取扱商品の選定に、消費者が参加することはできない |
また、生協はスーパーのように株主がいません。株主は経営に必要な資金を出してくれる人です。
現実問題として、資金がなければ運営はできません。そこで、経営に必要なお金をみんなで出し合って運営していくわけです。
これが「出資金」の正体。
出資金は預けているだけですから、退会すれば返金されます。申請をして一部を引き出すことも可能です。
そのため、貯金感覚で出資金を積み立てている人もいます。
出資金の金額は団体により違いますが、概ね500円〜1000円程度です。
生協はどんな人に向いているのか
生協は「安心・安全な商品を買いたい・生産者(農家)を応援したい」という人におすすめです。
食材の質にこだわりがあったり、みんなが笑顔になれる仕組みが好きだったり、目には見えない価値を重視する人に向いています。
一方、質より価格重視の人には不向きです。
安く大量に食材を購入したい場合は、業務用スーパーや地域密着の激安スーパーの方がニーズに合っていると思います。
生協はたくさんある
あまり知られていませんが、生協は地域や理念によって様々な団体があります。
先ほどの日本生活協同組合連合会HPによれば、2020年度の集計では565の生協があるそうです。(日本生活協同組合連合会 全国生協の総合概況)
地域密着型の生協もあれば、広範囲に配送可能な生協もありますし、オーガニックに力を入れている生協もあります。
自分の好みや住んでいる地域に合わせて、好きな生協に加入することが可能です。
また、実店舗がある生協と宅配のみの生協があり、配送料も生協ごとに異なります。
子育て世帯の送料は無料、または割引としている生協も多いですよ。(注:子どもの年齢による)
配送日と時間帯が選択できない点はデメリットですが、不在の場合は置き場所を指定し、そこに食材をおいてもらうことができます。
夏場はドライアイスを多めに入れるなどの対応をしてくれるため、冷凍品を注文しても安心です。
2つの生協を利用している
私が利用している生協は「おうちCO-OP」と「生活クラブ」の2つです。
初めはおうちCO-OPのみを利用していましたが、「遺伝子組み換え食品はあまり食べたくないな」と考えたことがきっかけで生活クラブにも加入しました。
現在は、食材とお気に入り商品によって2つの生協を使い分けています。
おうちCO-OPは、普通のスーパーで販売している商品も多く取り扱う生協です。
主にお肉や飲料、果物や根菜類を購入しています。
息子のお気に入り「ストレート果汁のりんごジュース」はストックがなくならないよう注意!
自宅近くに実店舗もあり(ユーコープという名前です)、買い忘れた時や食材が足りなくなったとき、たまに利用しています。
生活クラブは生協の中でも食材の基準が厳しい団体です。
卵や大豆製品、野菜などは生活クラブで購入しています。
生協は買い物だけじゃない
生協は「コープ共済」という保険事業も行っています。手頃な掛け金が魅力です。
我が家もコープ共済の医療保険に加入しており、月々1000円の掛け金を支払っています。
保障も充実している素晴らしい商品ですが、実は私がコープ共済に加入したのは医療保険が目的ではありません。
個人賠償責任保険はおすすめ
コープ共済の個人賠償責任保険は、月額保険料140円で3億円まで保障してくれるという優れもの。
ただし、付帯保険であるため単体で加入することができません。
私はどうしてもコープ共済の個人賠償責任保険に入りたかった!
なぜなら、神奈川県では個人賠償責任保険(自転車保険)に加入していないと、自転車に乗ることができないからです!!
そういう自治体は増えているらしいよ
他社の自転車保険や個人賠償責任保険も調べましたが、ここまで掛け金が安く、幅広く保障されているものは見つかりませんでした。
しかも、加入者の家族全員が保障される!!
コープ共済の医療保険+個人賠償責任保険で月々1140円ですが、年度末に還付金があるため実質1000円ほどです。
還付金は年度によって異なりますが、昨年は1600円ほど戻ってきました。
自転車保険の加入を検討している方、おすすめですよ!
生協を上手に活用しよう
生協は買い物や保険以外にも、福祉や介護、葬祭事業も行っています。
知らないところで幅広く活動していますね。
私は生協の食材が美味しいことと、みんなにメリットがある運営スタイルが好きで生協を利用しています。
特に野菜とお肉、魚は本当に美味しい!
我が家は、毎週月曜と木曜に生協の食材が届きます。
カタログを見て、ネットで注文したらあとは届くのを待つだけ。とても快適です。
また、買い物に出かける時間を、別の時間に使うことができるのも魅力です。
興味のある方は、お近くの生協を調べてみてはいかがでしょうか?
初回限定のお試しセットや無料キャンペーンを実施している生協もあるので、上手に活用してみてください。
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私が加入しているおうちCO-OPは、こんなキャンペーンをやっているようですよ。
大好きなプリンが入ってる!うらやましい!!