なぜ歯医者の椅子は眠くなるのか?ずっと気になっていたので調べてみました

日常生活

こんにちは。元美容部員WebライターFusaeです。

皆さんは、歯医者さんに行って処置をしてもらう時、眠くなりませんか?

私は、必ず眠くなります。

前日にしっかり睡眠を確保しても効果なし。

麻酔を使っているわけでもないのに、なぜ?? とても不思議です。

どうやら歯科医院の椅子には、私たちをリラックスさせるための工夫があるようでして。

ずっと疑問に思っていた「なぜ歯医者の椅子は眠くなるのか?」ということについて調べてみました。

かかりつけの歯医者で聞いてみた

私は、3ヶ月に1回、歯科医院に行きます。

歯のクリーニングをしてもらったり、マウスピースの状態を見てもらったり(歯ぎしりをするのでマウスピースをしないと歯が削れてしまう💦)、定期健診をしていただくためです。

毎回あまりに眠くなるので、かかりつけの歯科医院で聞いてみました。

「処置していただいている時、いつも眠くなってしまうのですが、何か工夫をされていらっしゃるのですか?」

答えは、何もしていない。

うーん、謎が深まります。

しかし、答えてくれた歯科衛生士さんはこう付け加えました。

「確かにウトウトする方は多いですね。」

私だけじゃない!!

夫に聞いてみたところ、やはり歯医者に行くと施術中は眠くなるそうです。

仲間がいたことにちょっぴりうれしくなります。

歯医者の椅子の秘密

歯医者の椅子は、「ユニット」や「デンタルチェア」 と呼ばれている歯科治療を行うための専門の椅子です。

ご存知の通り、この椅子には歯科治療で必要な基本的な設備が付属しています。

紙コップをおけばセンサーに反応して水が出たり、リクライニングができたり、必要な機材が使いやすく設置されていたり、実に多機能なお椅子です。

調べてみると、このデンタルチェア、人間工学を配慮して作られており、とても寝心地が良くできているのだとか!

さらに、デンタルチェアの角度は、先生が治療しやすい角度でもあり、ちょうど患者が眠くなる角度でもあるとのこと。

昔は、患者が普通に椅子に座り、医師が立って診療する「立位診療」が主流でした。

しかし、機械を使用する関係もあり、立った状態で診察すると体に負担が大きいのだそうです。

確かに「立位診療」だと、医師は中腰の姿勢で診療することになる・・・。

これはつらい。

年配の先生の中には立ったまま治療する先生もいらっしゃるようですが、現在は椅子に寝た状態で治療するのが主流となっています。

「患者は寝て、医師は座って診療する」スタイルによって、医師は治療の際自由自在に移動することができるようになりました。

さらに、歯科衛生士も器具の受け渡しや介助に素早く対応できるようになったそうです。

これにより、治療の時間を短縮できるようになりました

歯医者の椅子についてまとめると、以下のとおりです。

  1. 人間工学に基づいて設計されているため、快適である
  2. 医師が治療しやすく、体の負担が少ない
  3. 医療スタッフが動きやすい
  4. 患者・医師、双方にとってメリットが大きい ←これ、すごい!!

ちなみに気になるお値段は、基本セットで平均300万円程度。高級なものだと 1千万円近くするものもあるそうです。

1千万円!!!
そんな高級な椅子、自分では買えないよ。

歯医者の椅子って、アレに似てない?

歯医者に椅子について調べているうちに、ふと思い当たったことがあります。

完全な水平でもなく、少し起き上がっている状態で、お尻と頭は完全にフィットしている。

これって、『人をダメにするソファ』とよく似た座り心地だ!

『人をダメにするソファ』とは、無印良品が販売している「体にフィットするソファ」の通称で、独特の柔らかな座り心地とフィット感が特徴です。

あまりに快適な座り心地で、そこから動きたくなくなる人が続出。インターネット上で『人をダメにするソファ』と呼ばれるようになったのが始まりです。

一度友人宅で座らせてもらったのですが、確かに快適。しばらく立ち上がりたくないと思いました。

体全体がぴったりフィットして、とにかく気持ちいいんですよね。

歯医者の椅子も人をダメにするソファも、形は違いますが寝心地が快適という点は同じです。

だからどうしたって話なんですが (;^ω^)

今回、ずっと気になっていた「歯医者の椅子が眠くなる理由」が分かってスッキリしました。

自分では買えない高額な椅子であり、患者と医師双方にメリットのある素晴らしい椅子。

歯医者さんの椅子は、すごい椅子!

次回の定期健診では、今まで以上にそーっと丁寧に座ろうと思います。

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