子どもの頃、夏になると母に「熱中症に予防に梅干しを食べなさい。」と言われました。
蒸し暑い時って、さっぱりしたものが食べたくなりますよね。私の場合は梅干しが食べたくなります。
私はもともと梅干しが好きで、コンビニでおにぎりを買う時は迷わず梅干しを選ぶくらいです。夏になるとそれが加速する気がします。
しかし、最近よく見かける塩辛さがマイルドな梅干しや、はちみつ入りのものはあまり好みではなくて。私が欲しているのは「おばあちゃんの塩辛い梅干し」なのです。
先日、たまたま完熟梅が売られているのを見つけて、思いつきました。
「そうだ!自分で作ってみよう!」
目指すのは昔ながらの塩辛い梅干しです。全力で頑張ります!!
今回は、Webにも美容にも全く関係がありません。自分好みの梅干しが食べたいという理由で、梅干し作りにチャレンジしたお話です。
梅干しの仕込みは意外と簡単にできる?
私は「おばあちゃんの梅干しは壺にぎっしり詰まっているもの」というイメージを持っていたので、壺や専用の瓶がないと梅干しは作れないと思っていました。
なんと、自宅にある保存袋(いわゆるジップ〇ックですね)でできるそうです。家庭用に少量作る程度なら、これで十分かもしれません。
さらに驚いたのが「意外に簡単かもしれない」ということです。私が参考にしたのはこちら。
旭化成ホームプロダクツ 様の「ジップロックで梅干し作り」です。
こちらを参考にして、下記の手順で仕込みました。(手順5以降は、梅雨が明けてから行います。)
- 梅を洗ってきれいに拭く。ヘタを取る。
- 保存袋に梅1kgとあら塩200gを交互に入れる。
- 1日に2~3回ゆする。空気もその都度抜く。
- 3日後梅酢があがってきたところで、冷蔵庫へ入れて梅雨明けまで保管する。←今ここです!
- 梅雨が明けて晴天が続くようになったら、9~14時頃まで天日で干す。(土用干しというそうです。)これを3日間行う。
- 保存容器に移して冷蔵庫へ。すぐ食べるよりしばらく寝かせたほうが美味しい。
3日間連続で日にあてるというところが最大のヤマ場でしょう。しかし、現在自宅で仕事をしているわけですから、なんとかなります。
まさか在宅ワークが梅干し作りにも役立つとは思いませんでした。意外なメリットを発見です。
梅干しのために夜中に作業開始
子どもに邪魔をされずにゆっくり作業したかったので、夜11時頃から作業を開始しました。
塩は自宅にあった「あら塩」を使います。手順1、2が40分ほどで終わりました。力がいるわけでもなく、短時間ですむことに驚きです。そのままキッチン隅に置いておきました。
翌日には甘い良い香りがしてきて、梅酢がでてきました。梅酢は漬物や酢の物に使用できるそうです。
3日で完全に梅が柔らかくなりました。仕込む前は堅かった梅が、今では手で簡単につぶせるくらいの柔らかさです。
このまま梅雨明けまで冷蔵庫でお休みいただきます。画像の梅は紀州の南高梅を使用したのですが、この後神奈川県産の梅でも作ってみました。梅干しの味に違いはあるのか、見た目はどうかなど、比べてみようと思います。
梅雨が明けたら仕上げをしよう
今年の夏の土用は7月19日~8月6日までだそうです。この期間に天日干しをします。(その様子は、後日またブログに書きたいと思います。)
天日干ししてすぐ食べることもできますが、半年ほど寝かせたほうが味がなじんでまろやかになるそうです。せっかくなら美味しくいただきたいので、お正月過ぎまで我慢することにします。
しばらくおあずけだね・・・
梅干し作りの感想
もっと大変かと思っていた・・・というのが率直な感想です。用具をそろえなくても、家にあるもの代用できるということにも驚きました。
丁寧に作りこむほどの情熱はないけれど、手作り体験をしてみたいという方にはおすすめの方法だと思います。
カビが生えていないかという点だけ時々チェックすることにして、しばらく梅干し作りはお休みとなります。
土用干しが楽しみです!