病院の内覧会って何するの?参加して感じた3つのメリット

日常生活

皆さんは病院の内覧会ってご存知ですか ?

昨年末、近所で内科クリニックの内覧会をやっているのを発見しました。

買い物の帰りにたまたま通りかかったのですが、予約なしで見学OKとのこと。しかも無料です。

  • そういえば引っ越ししてから今までかかっていた内科に行くの大変だったなぁ
  • どんなクリニックなのかな?
  • もしいいところだったらこっちに変更しちゃおうかな
  • 家の近くにかかりつけ医があったら便利だよね

というわけで、内覧会に行ってみることに

それまで病院の内覧会に興味を持ったことすらありませんでしたが、とても参考になりました。

今回はその時の話をまとめたいと思います。

この記事でわかること
  • 病院の内覧会って何?
  • 内覧会ではどんなことをするの?
  • 内覧会に行くメリットとは?

病院の内覧会とは?

病院の内覧会とは、設備や診療内容を知ってもらうために、一般の人に病院の中を公開するイベントです。

内覧会をする病院側としては

  • 病院のPRになる(口コミに期待)
  • 病院の特徴や診療方針、スタッフの人柄など、自院の魅力を直接伝えることができる
  • 集患につなげたい

といったメリットがあります。そのため、新設のクリニックなどで行われることが多いようです。

私が見学したクリニックも、翌週開院予定でした。

病院の紹介はもちろん、地域住民への挨拶も兼ねているのかもしれませんね。

内覧会に参加する3つのメリット

一方、利用する(かもしれない)側が内覧会に参加するメリットは3つ。

  • スタッフの人柄がわかる
  • 病院の設備を見ることができる
  • 普段聞けないことを聞くことができる

一方、デメリットとしては、見学に時間がかかる点でしょう。

時間に余裕がない方や小さなお子様連れの方は、ゆっくり見学することが難しかもしれません。

病院の隅々まで確認したい場合は、ある程度ゆとりを持って見学に望むほうが良いと思います。

それでは、体験談を交えつつ、内覧会に参加するメリットをひとつずつご紹介します!

院長が出迎えてくれた

クリニックの敷地に入ってみると、かなり賑わっていました。

注目されている内科なのか、事前の告知効果なのか、とにかく人がいっぱい。

そして、入り口に華奢な男性が立っており、笑顔で出迎えてくれます。

なんと、その方が院長でした

丁寧に名刺を差し出し、自分はどのような分野が専門で、今までどこの病院でどんな経験をして、ということを詳しく説明してくださります。

ほほー。やる気に満ちている。

物腰が柔らかく、混雑していても丁寧に対応してくれる姿勢に感動です。

  • 言い方がきつい
  • 人の話を聞かない
  • 雰囲気がとげとげしい
  • 雑な対応をする

このような医師は遠慮したいところですが、こちらの先生は優しいオーラが漂っています。

なんか、良い人そう・・・

その後は看護師さんにバトンタッチ。

一緒に院内をまわって、設備について説明してくださるようです。

設備を全て見ることができた

発熱している人用の待合室やトイレはもちろん、検査や治療に使う器具まで全て見せてくれます。

普段、患者が入れないようなところまで開放していることに驚きました。

病院関係者には当たり前の設備や機材でも、私にとってはすべてが新鮮

そして、機材ひとつひとつに何をするためのものなのかメモがはってありました。

  • しっかりと患者に向き合いたい
  • 判断を正確に行いたい
  • 丁寧に対応しよう

そんな気持ちが伝わってきます。

病院に関する疑問を聞いてみた

皆さんは病院に関する疑問、ありますか?

私はあります。気になっていたけれど、なかなか聞く機会がなくモヤモヤしていたことが。

せっかくなので聞いてみました!

小児科から内科へうつるのは何歳からか

現在お世話になっている小児科は、中学生までみてくださります。

しかし、こちらの方が家から近いため何かあった時に安心です。

そこで、何歳から内科にかかってよいのか聞いてみました。


回答:明確な基準はありません

つまり、親の判断だそうです。

答えてくださったスタッフさんは曰く「小児科は赤ちゃんから小学生まで来る。もし中学生になって居心地が悪いと感じるなら、内科にしては?」とのことでした。

内科はどんな時にかかるものなのか

以前、「風邪なら耳鼻科にかかる方が良い」と聞いたことがありました。また、そもそも内科はどんな病気を見てもらうところなのか疑問に思っていたため、質問してみました。


回答:困ったらすぐ内科でOK

風邪やお腹が痛い、花粉症等々はもちろん、困ったらとりあえず内科に行けばよいそうです。

内科は守備範囲が広いのですね。

あなたが患者ならこちらの先生に相談をしたいと思うか

先ほど入り口でお会いした院長はとても感じが良かったのですが、スタッフに対してどうなのかという点が気になりました。

一緒に働くスタッフへの接し方が優しければ、きっと患者に寄り添ってくれる医者だろうという独自見解です。


回答:とても人当たりが良い方です

「ついつい話しちゃう先生なので、私だったらここに来ますね。」とおっしゃっていました。

多少営業トークかもしれませんが、迷いなくすぐに答えてくれたので本心だろうと思います。

ワクチンの予約ができた

インフルエンザのワクチンは、時期や場所によって全然予約できませんよね。

なんと、希望者はインフルエンザワクチンの予約ができました。

内覧会用にワクチンを特別に確保したとのこと。

すごい!!

病院関係者でないなら内覧会は新鮮

最後に、お茶と粗品を頂いて帰ってきました。

病院を利用するのは具合が悪い時ですから、冷静な目で病院を見る機会はほとんどないと思います。

まして、病院の裏側なんて見られないですし、先生や看護師さんは常に忙しく立ち回っていますから、ゆっくり質問なんてできません。

とても新鮮で貴重な経験でした。

内覧会は、病院関係者と利用者側、双方にメリットのあるイベントです。

新しくクリニックを開設する側としては、多くの人に来てもらいたいはずですから、安心して利用できる病院なのか事前リサーチする場として活用してはいかがでしょうか?

病院の口コミを調べても、自分に合うかどうかは行ってみないとわからないし、口コミと全然違った!なんてこともありますよね。

病院は、学校のように受験や入学をする前に見学ができるとは限りません。

興味があってタイミングの合う人は、内覧会に行ってみるといいと思います。

また、今回参加したクリニックは、設備や広告にかなり費用をかけているようでした。

本気でここに根付いてやっていこう!という意気込みが伝わってきますね。

先生や看護師さん、スタッフの皆さんがとても暖かく優しい気配りのできる方達でしたので、具合が悪くなったら行ってみようと思います。

本当は健康で病院にお世話にならないのがいちばん良いですが(^_^;)

やはり駆け込み寺のような存在があると安心です。

かかりつけ医がいない方、内覧会を利用してみては?

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