ハッカ油で虫よけができるって本当?いろいろ試してみた

ハッカ油で虫よけできる?手作り

今年も蒸し暑い日々がやってきました。この時期になると悩まされるのが「虫刺され」。

蚊に刺されるのがイヤなら、虫よけグッズを使えばいいじゃない。

…私、実は虫よけグッズが苦手なんです。スプレーやジェル、シートやぶら下げるタイプもNG。あのわずかに漂うケミカルなにおいが、どうしても受け付けなくて…。

以前は我慢に我慢を重ねて使用していたのですが、ハッカ油で虫よけができるらしいと聞いてからはハッカ油を愛用しています。

ハッカ油で本当に虫よけができるのか?ここ2〜3年試行錯誤した結果をまとめました。

この記事に書かれている内容はあくまで個人の感想です。ハッカ油の効果を保証するわけでも、使用をすすめるわけでもありません。ハッカ油の使用に関しては自己責任でお願いします。

ハッカ油とは

ハッカ油とはミントの一種から抽出された精油のこと。日本ではメントール成分を多く含む「和種ハッカ(ニホンハッカ)」が原料としてよく使われています。香りは、いわゆる「ザ・ミント」のにおい。

なぜハッカ油が虫よけに使われるのかというと、多くの害虫はハッカの香りを嫌うから。蚊だけでなく、アリやカメムシなどにも効果があると言われています。そして、虫よけ以外にも次のような効果が見込めるそうです。

清涼感・冷却

メントールが皮膚の冷感センサーに作用してスーッとしたひんやり感を与えるため、暑い季節のリフレッシュや気分転換に役立ちます。

におい対策

爽やかな香りで不快な匂いをカバーする作用があるので、生ごみや排水溝、洗濯物の生乾き臭対策などに活用できます。

鼻や喉が不快な時

マスクに少量つけたり、うがい水に混ぜたりすることで清涼感が得られ、気分がスッキリします。

気持ちを整えたい時

心地よい香りが気分を落ち着かせ、リラックスを促す効果が期待できます。

ハッカ油を使うときに気を付けること

そもそもハッカという植物は古くから活用されており、日本では18世紀頃から本格的に栽培が盛んになったのだとか。明治から昭和初期にかけては、ハッカ油は日本の重要な輸出品の一つだったそうです。

なお、ハッカはさまざまな効能を持つ天然素材ですが、そのまま肌に塗ることはできません。水や植物オイルで薄めてから使用し、目や粘膜に触れないように気を付けましょう。

また、乳幼児や肌の弱い方は使用を控えた方が良い場合もあるので、心配な場合は専門家に相談することをおすすめします。そして、ハッカ油のふたを開けて直接顔を近づけてはいけません。少々刺激が強すぎますので💦

私は健栄製薬の天然ハッカ油を使用していますが、他メーカーからもさまざまなハッカ油が発売されています。だいたい10ml〜30ml程度の容量で500円〜1,000円前後が多い印象です。サイズも色々あるので、自分に合うものを探してみてください。ドラッグストアやホームセンター、オンラインストアなどで購入できます。

私が普段使用しているハッカ油

虫さされ対策【スプレーにしてみた】

さっそくハッカ油で虫よけスプレーを作ってみましょう。100均で購入した小さなガラス製のスプレーボトルに水を入れて、ハッカ油を数滴たらしてよく振ります。

ハッカ油は水に溶けにくい性質があるため本当は無水エタノールを入れたほうがいいのですが、ズボラなもので。使うたびにボトルを振ればきっと問題ないでしょう。

ハッカ油スプレー

出かける前に全身にハッカ油スプレーをかけます。腕や足だけでなく、頭や靴、公園に行くときは洋服にもかけまくっていました。

結果は。。。。。

蚊に刺されるときもある!でもスプレーしないよりは刺されない。

時間がたつと香り成分が揮発してしまい効果が弱まることと、汗で流れてしまうことが効果が持続しにくい原因のようです。

ハッカ油スプレーを持ち歩いてこまめにスプレーすれば、より高い効果を感じられるのでしょうね。遊んでいるとついつい忘れてしまい、帰宅して思い出すこともしばしばです。

また、ハッカ油スプレーは汗のにおいをカモフラージュするのにも効果的だと感じています。周りの人に確認したことはないのですが、なんとなく汗のにおいが抑えられている気がするのです。今年もハッカ油スプレーのおかげで、虫や汗を気にせず夏の公園遊びを楽しめます!

【ハッカ油スプレーの作り方】
☆100mlのハッカ油スプレーを作る場合(目安として)
・ハッカ油: 3~5滴(多くても10滴まで)
・無水エタノール10ml
・精製水または水道水90ml

  1. スプレー容器に無水エタノール10mlとハッカ油3~5滴を入れ、よく振って混ぜ合わせる
  2. 精製水または水道水90mlを加え、さらに全体が均一になるようにしっかり振る→完成☆

*水道水でもOKですが、精製水の方が劣化しにくい
*ハッカ油で溶ける可能性があるため、ポリスチレン製以外の容器がおすすめ

虫刺され対策としてハッカ油スプレーを作る場合、最初は薄めの濃度から始める方が良いそうです。皮膚の弱い方はパッチテストをしてから使うことをおすすめします。

虫の侵入対策【玄関においてみた】

ハッカ油はゴキブリ対策にも効果的という情報を耳にして、さっそくGeminiに確認してみました。

ハッカ油の香りはゴキブリにとって不快なため、その香りがする場所を避けるようになります。玄関や窓際、シンクの下などゴキブリが侵入しそうな場所や隠れやすい場所に置いておくことで、侵入防止に役立ちます。

ただし殺虫効果はないので、あくまで『予防』ではありますが。

これは試してみなければ!

保冷剤を2パックを常温に戻して空き瓶に入れ、ハッカ油を20滴ほどたらしてよく混ぜます。ラップをして楊枝で穴をあけたら完成!

手作り虫避け

こちらを玄関に置いています。玄関全体に強いミントの香りがするわけではないけれど(瓶の近くでほんのり香る程度です)、虫には香りが感じられるのでしょうか?

毎朝息子が登校する時にしばらく玄関のドアを開けっ放しにしていますが、今のところ虫が入ってくる様子はありません。

なおハッカ油の香りは揮発しやすいため、置き型の場合は1週間程度で香りが薄れてきます。我が家も定期的にハッカ油を追加しています。

におい対策【トイレの消臭剤にしてみた】

におい対策でトイレにも置いてみました。重曹にハッカ油を10滴たらして混ぜたら完成です!ラップに穴をあけて、トイレに設置します。保冷材ではなく重曹を使ったのは、重曹には消臭作用があると聞いたからです。

手作りトイレの消臭剤

しかし、設置して数日たってもあまり効果は感じられず…。小さな瓶なので10滴しか入れなかったのですが、どうやら少なすぎたようです。そこで、追加で10滴入れてみました。

いい感じ!

トイレは3日に1回のペースでハッカ油を追加しています。

暑さ対策【肌にスプレーしてみた】

エアコンを使うほどではないけれど、少し暑くて過ごしにくいと感じる時はありませんか?そんな時、腕や首回りにハッカ油スプレーを吹き付けてから扇風機を稼働させると爽快です。

風があたると、涼しさがUP!ハッカ油のスースーした感じが気持ちよくて、湿気の多い日でも過ごしやすいと思います。ミントの香りで気分もリフレッシュするので、仕事で頭がぼーっとした時にもぴったりです。

知人は、夏は湯船にハッカ油を2〜3滴入れて入浴するそうです。湯上りの肌がすっきりして気持ちいいよとのこと。

さっそく試してみたよ!

確かに、湯上りで暑さがまとわりつく感覚が普段より少ない気がします。家族に感想を聞いてみたところ「なんとなく気持ちが良い気がする。」とのこと。暑い日はお風呂でもハッカ油にお世話になることにしましょう!

ただ、人によっては香りの強さが気になるかもしれません。湯船に3滴いれただけで、お風呂場全体がミントの香りになりました。メーカーや商品によって香る程度が異なると思いますが、最初はごく少量から試すことをおすすめします。

結論:個人的には一定の効果はある気がする

ハッカ油を使ってみて、個人的には一定の効果はあると感じています。薬剤が苦手な方や、できるだけ天然素材を使用したい方には向いているのではないでしょうか。また、ハッカ油はかなり長持ちする点もメリット。我が家の場合、小さな容器のものが1つあればワンシーズン持ちます。

から活用されてきた天然素材「ハッカ油」。気になる方はぜひ試してみてくださいね。

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