こんにちは。元美容部員WebライターFusaeです。
息子は1年間認可外保育園にお世話になり、翌年認可保育園に入ることができました。
仕事を続けるうえで、保活は最重要事項のひとつです。保活の結果次第で、その後の生活や収入が大きく変わってしまいます。
私は、うっかり保活激戦区で保活をすることになってしまいました。保活の大変さやつらさ、しんどさはよくわかります。
今、保活を頑張っていらっしゃるすべての方を全力で応援したい!私の経験が誰かのお役に立てますように。
この記事は5,000字くらいあるよ。
お急ぎの方は、目次から気になるところだけ読んでね!
はじまりは秋。保活スタート!
私の保活は、自分の住む自治体のホームページで保育園を検索するところからはじまりました。
ちょうどつわりが落ち着いてきた頃で、公園の木々の葉っぱは赤く変わり始めていました。
夫婦とも他県出身で他県育ち。今住んでいる自治体の保育園について、何も知りません。
無理なく通える範囲に保育園がいくつあって、どこにあるのか、定員は何人かという基本情報から集めようというわけです。
そこで、私は衝撃的な事実を知ります。
私の住む自治体は、待機児童数全国ワースト10に入る保活激戦区だったのです・・・(2018年当時です)
自治体のホームページでは、保育園の空きや1次締切の申し込み状況等、詳細な情報が公開されています。田舎育ちの私が驚いたことは、
- 全ての認可保育園の全てのクラス、空きがゼロ。
- 定員が6名のところに80人以上申し込みがあるのは普通。
- 点数(労働時間や家庭状況を点数化して優先順位が決められる)が高くても、入れない人多数。
- 兄弟姉妹は優先的に同じ保育園に入れるように考慮されるため、第一子を認可保育園に入れることはさらに厳しい。
た、戦える気がしない・・・これが私の保活の第一印象でした。
保活の基本は正確な情報収集から
しかし、驚いてばかりもいられません。子どもを保育園に入れ仕事を続けるためには、作戦を練らなければなりません。
作戦を立てるために、まずは正確な情報を集めるところから。そこで、市の保育課に電話して予約を取り、保育園の相談に行くことにしました。
あらかじめ聞きたいことをリストアップし、相談窓口に出かけたのです。
保活の現実を知る
担当の方に「子どもを保育園に入れたいが、何も知らないので現状を教えてください。」と伝えると、非常にわかりやすく細かい部分まで教えてくださいました。その結果わかったのは、
- 保育園はたくさんあるが、入園希望者が多すぎるため待機児童も多くなってしまう
- 夫婦ともにフルタイムで働いていても、入れないこと多数
- 私の住んでいる地域は、市の中では保育園がとても多い地域
- 認可外保育園が充実している
- 保育料はそこそこ高め(自治体によって保育料は異なります。)
- 年度の途中で空きが出ることは滅多にない
- 保育園を利用できるのは、生後半年たってから
ということ。厳しい現実を突きつけられました。
出産予定は3月のため、0歳で4月入園を希望することはできません。年度途中の0歳児入園も絶望的。すると、どうしても1歳児クラスで入園申しこみをすることになります。
激戦中の激戦、1歳児クラス入園。担当者の方も気の毒そうに私を見つめて、「万が一入れることもあるかもしれないので、入園希望の書類を提出してください。」とおっしゃったのです。
得られた情報からわかったこと
まずわかったのは、1歳で認可保育園に入ることはほぼ間違いなく無理であるということ。そして、次に入ることができる可能性があるのは3歳児クラスであるということ。
3歳になると、保育士さん1人に対して見られる子どもの数が増えるので、定員が増えます。3歳児入園を狙って、毎年書類だけは出し続けるしかない。
そこで、2年間は認可外保育園にお世話になることを想定し、プランを立てることにしたのです。
保活の作戦が決まった
もし1歳で認可保育園に入ることができればうれしいですが、確率は非常に低い。ならば実現可能な他のプランを探すしかありません。
私が立てたプランは下記の4つです。
プランA・・・2年間認可外保育園にお世話になり、3歳から認可保育園へ
プランB・・・5年間同じ認可外保育園にお世話になる
プランC・・・2年間認可外保育園にお世話になり、3歳から別の認可外保育園へ
プランD・・・2年間認可外保育園にお世話になり、3歳から幼稚園へ
2歳までしか預かれないという認可外保育園もあったので、プランCも立てています。
また、3歳から保育料は無料とはいえ、給食費や備品の購入代は支払う必要があります。私の住む地域の場合ですが、認可外保育園の方が給食費なども少し高めでした。
さらに、保育課でいただいた資料をもとに、我が家の認可保育園の保育料を推測。認可外保育園の保育料(園によって異なる)との差は月々約15,000円前後でした。2年間で36万円。想像していたよりは負担が軽くて少しほっとします。
あとは実際に保育園を見学し、それぞれの園の特徴や雰囲気を見て希望を出す保育園を決めます!
保活後半戦スタート!保育園の見学に行く
時は2019年9月。市の保育課を訪れてから10ヵ月が経とうとしていました。保育園の見学ラッシュが訪れます。
自宅から無理なく通える範囲の保育園、認可・認可外合わせて8ヵ所を見学しました。何も知らない生後6ヶ月の息子を連れて、毎週保育園巡りです。
実は、保育園の見学を申し込む前に、確認したいことをあらかじめ決めていました。
しばらく時間があったので、どんな保育園に息子を預けたいかじっくり考えることができたのです。
私と夫が保育園に求めることは2つ。
食事と運動です。この2点だけは絶対に譲れないポイントでした。
「バランスの取れたお昼ご飯を食べさせてくれて、たくさん遊ばせてくれれば、後は気にしない。でも、これだけは譲れない。」そう決めて、見学を申し込みました。
確認したポイント
私が確認したポイントは下記の点です。
- 先生の表情や様子(疲れていないか、元気があるか)
- 子どもの表情と目(楽しそうにしているか)
- お昼とおやつはどこで作っていて、どんなものを出しているか
- どんな遊びをしているか
保育士である実母に保育園見学に行くという話をしたところ、「子どもの表情をよく見ておいで」というアドバイスをもらいました。「子どもたちが楽しそうにしていれば、その保育園に預けて大丈夫だよ。」とのこと。
この言葉、実際に見学に行ってみてわかりました。保育園によって、子どもの様子が全然違う!先生の雰囲気も違う!
なかには、ここはちょっと行かせられないなという保育園もありました。保育園の雰囲気は、先生と子どもたちが作っているのだなと実感。
また、食事はどの保育園もしっかりしていました。昨今食育が注目されていることもあって、食事やおやつのメニューは健康的で美味しそうのものばかり。保育園で調理しているところもあれば、近所のレストランに委託して食事を作ってもらっているところまで。
食事に関しては、どの保育園に預けても問題なしです。
一方、大きく違いがあったのが「遊び」。私の住む地域は、保育園に園庭がなかったり、驚くくらい狭かったりします。
そのため、外遊びをどうしているかという点で大きく違いがありました。地域にある公園を園庭の代わりにしているところや、体育館で遊ぶことが多いところなど、どの保育園も工夫をしている様子です。
息子は外遊びが大好き。見学してみて、希望する保育園はかなり絞られました。
地元育ちのママに口コミを聞く
とある保育園で見学が一緒になった地元出身のママに、保育園の評判について聞くことができました。これはありがたかった!
「認可外では、○○保育園の評判がいちばんいい」「友人は○○保育園に預けてすごくよかったから、下の子も同じところに入れた」など、保育課では得られなかった貴重な情報を入手。
利用者の生の声は、参考にすべき情報のひとつです。教えてくれた親切なママさん、ありがとう!
保活の難関「書類をそろえる」
全ての保育園の見学を終え、希望する保育園を「認可保育園2カ所、認可外保育園1カ所」にしぼりました。この段階で、プランBは消滅します。
希望する認可外保育園は0~2歳までなのですが、とにかく雰囲気がよかった!ベテランの保育士さんが多く、子どもたちは皆元気。保育園の評判を教えてくれた地元ママも太鼓判を押していた園です。
家庭の延長のような温かい雰囲気と園長先生のお人柄、食事や保育園の方針に共感して、すぐに入園金をお支払いしました。認可保育園に入れなかった場合、こちらにお世話になることになります。
ひとまず職場復帰できないという最悪の事態は回避することができました。
さて、ここからは最後の難関「認可保育園申し込みのための書類をそろえる作業」が始まります。
就労証明書を用意する
私と夫それぞれの職場に、就労証明書を書いてもらいます。(当時私はサラリーマンでした)これが、非常に面倒くさい・・・。
夫は職場に行ったときに、担当部署へお願いすればよいわけですが、私は育休中。郵送で書類のやり取りをしなければなりません。
電子データではだめなの?と思いながらもルールがそうなっているので仕方ない。
担当者にメールをし、指定の書類と返信用封筒を入れて郵送しました。
その他の書類を用意する
就労証明書を待つ間、その他の提出書類の準備をします。緊急連絡先の記入や家庭の状況、誓約書の署名など、記入箇所がかなりたくさんありました。しかも、書類が見にくい・・・。
夜泣きで全然寝られないお母さんは、これだけ細かく書類を書くのは大変だと思います。
なんとか全て書類を揃えて、チェックリストで確認し、市役所へ提出。無事に手続きが終わりました。あとは結果を待つのみです。
保活の結果が出た
2020年2月上旬。市役所保育課から手紙が届きました。
予想通り落選。
4月から、あらかじめ入園金を支払っていた認可外保育園へ通うことが決定しました。
ここで1年間、息子は楽しく過ごします。きめ細やかなサービスと温かな対応をしてくれる、本当に良い保育園でした。
もう一年お世話になるんだろうなと思っていましたが、翌年奇跡が起こります。
保活終了!認可保育園に入れることになった
2021年2月上旬のこと。驚くべきことに認可保育園の入所決定通知書が届きます。
2020年の11月に、翌年の入園申し込みの書類だけは揃えて提出していたのですが、まさか入園できるとは思っていませんでした。
実はその年から審査項目に追加されたものがあります。それは「入園できなかった場合に育児休業を延長する人は、優先順位が下がる」というもの。
この項目が追加されたことにより、本当に保育を緊急で必要としている人が、優先的に保育園に入れるようになったのです。
また、コロナの影響で退園や引っ越しが例年より多く、定員の空きが出たようでした。
そういうわけで、2021年4月より認可保育園にお世話になっています。
こちらの保育園は、私がいちばん最初に見学にうかがったところです。
食育と運動に力を入れており、季節の食材を取り入れた、栄養バランスの良い美味しい給食が出ます。そして、悪天候でない限り、毎日お散歩に行くか公園に遊びに行くかします。
息子はご飯&おやつ、お散歩が楽しみな様子。毎日元気に通園中です!
保活を終えて
長い長ーい戦いでした。
事前に預ける保育園の方針を明確にしていたことと、万が一認可保育園に入れなかった時のプランを立てていたことで、気持ちが焦ることはありませんでした。
また、タイミング良く審査項目が変更されたことも幸運でした。
保活を頑張っている皆さん、お疲れ様です。保活は必ず終わります。
今は大変でも、悔いのないように希望に合った保育園選びなさってください。応援しています!