先日、地元の消防署が主催した消防イベントに行ってきました。
消防車や救急車がたくさん並んでいたよ!
消防や防災に関する体験ブースが設置されており、面白そうなものがいっぱい!
そんな中、息子が「やりたい」と指をさしたのは、放水体験でも煙体験でもなく「起震車」。そう、地震の揺れが体験できるあの車です。
面白そうなので、私も息子と一緒に乗ってみました。
起震車とは
起震車とは、本当の地震のような揺れを再現できる車のこと。
見た目は普通のトラックですが、荷台を開けると部屋になっています。ここに人が乗って、地震を体験します。
起震車のレンタルサービスもあるみたいだよ~
いざ乗車!
真夏の太陽が照り付けるなか、行列にならんで順番を待ちます。麦茶を飲みながら30分ほど待ったところで、いよいよ乗車できることに。
私たちが体験した起震車は、いすゞ製のトラックです。
テーブルとイスが置いてあるだけのシンプルな作り。(のちにわかりますが、他に物があったら危険!!)
壁面には液晶パネルがついていて、部屋の様子が映っています。
今は普通の部屋ですが、揺れに合わせて部屋の様子が変化。音も出ます。(並んでいる時に観察済みです。)
液晶パネルの下には頑丈な手すりが設置されているので、子どもや揺れが怖い人は掴まれるようになっていました。
今回の揺れは、東日本大震災を再現したものだそうです。
息子は奥の席に座って手すりをにぎりしめ、私は隣の席でじっと身構えて揺れ始めるのを待ちます。
揺れる揺れる~
最初の揺れから最も揺れが激しくなるまで、体感で数秒。あっという間にぐらんぐらん揺れ始めました。
今まで経験したことのないものすごい揺れです。
身動きが取れず、硬直状態。ただ息子と顔を見合わせるばかりです。
液晶パネルからは、ガラスの割れる音や何かが倒れる音がひっきりなしに流れてきます。
- 棚の上に置かれていたものは床へ落ちる
- 窓ガラスが粉々に砕け散る
- 大型の本棚が倒れる
- 照明は振り子のように行ったり来たり
- 画面の中の机と椅子が床を滑る
揺れが収まった後は、画面上の部屋は最初と全く違う様子になっていました。
揺れがおさまった時は、心からほっとしたよ~
起震車に乗って感じたこと
グラグラと揺れる中、頭に浮かんだのは我が家のリビング。
地震が来たら、ウチもこんな風になってしまうのかな‥‥‥。
こんなに揺れたらしゃがむので精一杯。テーブルの下になんて、隠れられません。
そこで、決意!
怪我の危険を最小限にするため、下記を徹底することにします!
- 背の高い家具は今後も置かない
- 廊下には物を置かない
- 使わないものは片付けておく
今できる備えは、可能な限りしておこうと思います。
貴重な経験ができました
初めての起震車は、とても貴重な体験となりました。
震度7の揺れは思った以上に激しく、物が壊れる音もすごい。
できれば地震なんて来てほしくないけれど、地震大国日本に住んでいる限り遭遇する可能性はあります。
今年は関東大震災からちょうど100年。「備えと心構えだけはちゃんとしておこう!」と決意した2023年夏の出来事でした。