「プログラミング学習をやめたくなったことはありませんか?」
以前、こんな質問をされました。私の答えは「何度もあります」です。
何度もやめたいと思ったけれど、いまだに続いているのはなぜか?本日はその点について、お話ししたいと思います。
プログラミング学習がつらくなってしまった
プログラミングを学び始めてすぐは、「楽しい・おもしろい」ばかりでした。知らないことを知ることができた喜びしかありませんでした。が、それが続くはずもなく。
- コードを書いても思ったように動かない。
- どこに不具合があるのか見つけるができない。
- 学習したことが覚えられない。
「私はなぜこんなことも理解できないのだろう。」と何度も落ち込みました。特にJavaScriptを学び始めた時がいちばんひどかったです。
プログラミング特有の考え方が、なかなか腑に落ちずにモヤモヤしていました。今思えばそれまで触れてこなかった概念なので当然のことなのですが、自分には向いていないかもしれないと毎日思っていました。
それでも続けたのは「在宅で仕事をする」という目標があったからです。
プログラミング学習を継続できるかどうかの分かれ目
私はプログラミング学習を継続できるかどうかは、以下の2つにかかっていると思います。
- 明確な目標があるか
- うまく気分転換ができるか
基本的で単純なことですが、この2つがぐらつくと人は楽な方に流れていってしまいます。幸い私には「なんとしても在宅で仕事をする。自分のお小遣いくらいは自分で稼ぎたい。」という明確なゴールがありました。
今でも自分のスキルの低さに落ち込むことがあります。しょっちゅうあります。そんな時は気分転換でやる気を取り戻すしかありません。
プログラミングをやめたくなった時
私の場合、やる気を取り戻す方法は大きく分けて2つです。
- 最初の頃に立ち戻ること
- 好きなことをして心を癒す
ひとつずつご紹介します。
最初の頃に立ち戻る
これは、プログラミングスクールに通い始めて1カ月たったころに行った「サイト模写」のコードをながめるというものです。インストラクターの先生に提示されたサイトの模写を行ったのですが、これがなかなか大変でした。
サイト模写のことを”写経”と呼んだりもするよ
ホームページを見て同じように再現する課題だったのですが、書籍に書いてある正解のコードを書きうつすのとは全く別物でした。自分で一からコーディングしていくという行為が、こんなにも頭を使うものだとは…。なかなか苦しい体験でした。
結局、試行錯誤してなんとか形にしたのですが、ひどい出来でした。びっくりするくらい下手。
コードを見ると、その時の気持ちや頑張りが蘇ってきて元気が出ます。「この頃よりはずっと成長したぞ。」と。結構おすすめの方法です。
好きなことをして心を癒す
とにかく自分の好きなことをしたいだけします。
- 散歩する
- ゆっくりお茶をする
- 寝る
- 子どもの寝顔を見る
しばらく好きなことばかりしていると「よし、やるか」という気になるから不思議です。うまく心の休息を取り入れながら新しいことを学ぶというスタイルが、自分に合っているのだろうと思います。
プログラミング学習は自分のペースで
私は、プログラミング学習のスピードはとても遅いです。理解するまでに時間がかかります。しかし、「遅い」ということが学習をやめる理由にはならないと思っています。
「1ミリでいいから前進する」を合言葉に、これからもコツコツ頑張っていきます。